鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具[N.B.T.H.K] Tokubetu Hozon Tousoudu
- NO.B128
- 作者 : 鉄元堂正楽
- Maker : Tetsugendo Shouraku
- 江戸時代後期 18th Century
- 価格:御売約 Sold Out
江戸時代後期、京都金工三傑の一人と謳われた鉄元堂正楽の作品。
鉄元堂正楽は岡本源兵衛敏行と称し、鉄屋伝兵衛国治の門人で、工名は尚茂、号を正楽という。鉄を扱わせれば右に出るものなく、優れた作品を多く残しており、一宮長常、大月光興と共に「京都金工の三傑」とも称えられる最高位の金工師の1人である。騎馬韃靼人図、すなわち勇壮に馬を乗りこなすモンゴル系遊牧民族を表した鐔で同作としては非常に珍しく高肉彫地透の作品でかつ強固な鉄地をここまで精巧に仕上げた技量は流石である。