刀剣界ニュース

「大刀剣市二〇一三」開催迫る

全国刀剣商業協会組合の年に一度のビッグイベント「大刀剣市」が、東京・新橋の東京美術倶楽部で、十月二十五日..二十七日.の三日間、開催されま
す。
 今年で二十六回目を数えますが、昭和六十三年の第一回から毎年、産経新聞社およびフジサンケイビジネスアイ両社に後援いただいていることは、開催の最大の励みになっています。会場は、例年同様三〜四階を出店ブースにし、受付は四階エレベーターホールに設置、休憩スペースも今年からお弁当の種類を増やし、十分くつろいでいただけるよう工夫します。
 イベントとしては、恒例の「我が家のお宝鑑定」を毎日午後から随時受付とし、お客さまが納得されるような対応を心掛けます。また全日本刀匠会の協力を得て「現代刀匠による銘切り実演」も行います。三階重文室の展示は、毎回NHK大河ドラマにちなんだ内容で好評を博していますが、今回は「幕末を彩る刀工達」と題して幕末期の刀鍛冶の傑作を展示します。
 出展は別表の通り七十四店舗となり、それぞれが今からブース設計に創意工夫して、お客さまの来店に備えております。
 カタログ製作も、出店者の協力を得ながら充実した内容で着々と準備を進めており、十月初旬には組合員の皆さまのお手元に届くと思います。
 セキュリティとしては、例年通りガードマンを常駐させ、盗難保険に加入するなど遺漏なきことを期しますが、出店各位には保険内容もあらためて確認いただき、それぞれが責任を持って商品管理をお願いします。
 今回は会期中の十月二十六〜二十七日に、公益財団法人日本術刀剣保存協会の第四十四回全国大会(協会設立六十五周年、たたら操業三十五周年記
念)が新宿の京王プラザホテルで開催されます。当組合では協会の了解を得て会場にスペースを作っていただき、二日間係員
を常駐させ、大刀剣市のカタログ配布や東京美術倶楽部へのアクセスなどを案内します。
 また本年も、難病に苦しむ子供たちのために産経新聞社が取り組んでいる「明美ちゃん基金」に大刀剣市は協賛します。会場に募金箱を設置し、出店者・組合員、そして賛同してくださる来場者の皆さまに、善意の基金を募らせていただきます。
 今後、アベノミクス効果で景気が良くなるとともに、業界への波及も期待されています。例年に勝る成果を追求しつつ、全刀商がつくり上げてきた大刀剣市を、組合員全員の協力を得てますます充実した世界的なイベントにしていきましょう。(清水儀孝)

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