鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
- NO.643
- 作者:月山貞一(人間国宝)
- Maker:Gassan Sadakazu(LivingNationalTreasure)
- 銘文:大河月山源貞一 彫同作 平成元年八月吉日
- Sign:Gassan Sadakazu Carving by Himself A.D.1989
- 種別: 白鞘刀 Katana and Shirasaya
- 寸法:2尺5寸6分(77.8cm)反り2.4cm 元幅3.4cm 先幅2.5cm 元重0.8cm
- 時代:平成ー(大阪府)
- 価格:御売約 Sold Out
重要無形文化財「日本刀」技術保持者 人間国宝 月山貞一の作品。二代貞一は明治40年に 帝室技芸員でもあった初代貞一の孫として生まれ、父貞勝に学び、早くからその非凡な才能を開花、 月山家伝統の綾杉伝のみならず 備前や相州などの古伝にも積極的に取り組み、また刀身彫刻においても その芸術性豊かな月山彫を完成させる。1967年 (昭和42)30回新作刀名刀展に「名槍日本号写し」を出品、文化庁長官賞/正宗賞を受賞、昭和45年より無鑑査となり、翌年、重要無形文化財 「日本刀」 の「重要無形文化財、技術保持者、人間国宝」の認定を受ける。
本作は2尺5寸にも及ぶ長寸豪快な体配を示し、刃文、のたれに互の目、金筋・砂流しを細かに交えた相州伝の作品で、鋭く彫られた同作得意の彫物もみごとであり、2代貞一、彫同作銘が添えられた快心作である。