鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣
[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
- No.A771
- 銘文:大隈俊平作 昭和五十三年一二月十五日(人間国宝 )
- Sign:Osumi Shunpei A.D.1978(Living National Treasure)
- 種別:白鞘刀 Katana
- 寸法:2尺6寸4分(80.0cm) 反り2.9 cm 元幅 3.1cm 先幅 1.9cm 元重0.9cm
- 時代:昭和ー(新潟県)
- 御売約 Sold Out
現代刀匠の最高位、重要無形文化財保持者(人間国宝)大隅俊平の作品。
大隅俊平(本名 貞夫 ただお)は、昭和7年太田市に生まれ、昭和27年に長野県坂城町の宮入昭平刀匠(昭和38年に人間国宝となる)に師事し、作刀技術を学ぶ。昭和33年独立し、その後「新作名刀展」において最高位の正宗賞を3度受賞、昭和63年には太田市名誉市民に推挙され、平成9年には、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。作風は一貫して直刃に拘り、特に長寸で大柄な作品を多く残した。平成21年死去。
本作は昭和五十三年紀を有する作品で、2尺6寸(80cm)に及ぶ長寸に、純然たる直刃を焼いた同工得意の作風を示しており、地鉄、細やかに積んで澄み入り、刃文、匂い口の明るい直刃が美しく、帽子小丸に綺麗に返るなど、長寸な作品でありながら一切の緩みがなく、同作の技量の高さを伺える優品である。※付けたり共箱。