鑑定書内容:新作日本刀証明証 Authentic Japanese sword Certificate
- No.A834
- 銘文:武蔵国吉原義人同荘ニ作之 昭和丁巳(五十二)歳八月日 八幡大菩薩
- Sign:Made by Yoshiwara Yoshindo and Soji A.D.1977
- 種別:刀 Katana
- 寸法:2尺3寸6分(71.8cm) 反り2.2cm 元幅 3.3cm 元幅 2.4cm 元重0.7cm
- 時代:現代ー(東京都)
- 価格:御売約 Sold Out
吉原義人刀匠は、昭和18年2月21日に生まれ、祖父に吉原国家(初代)氏、弟に吉原荘二国家(二代)氏、子に吉原義一氏がおり、まさに刀鍛冶の一族に生まれ吉原一門の名は刀剣界に名高いものとなっている。昭和47年より、新作名刀展において高松宮賞など上位の特賞を受賞し、昭和57年、無鑑査に認定される。平成16年、東京都指定無形文化財保持者に認定。その作風は備前伝を得意とし、備前伝の最も困難なテーマとされる映りを鮮やかに再現し、日本刀備前伝ブームの先駆けとなった。メトロポリタン美術館、ボストン美術館に作品が買い上げられる名誉に預かり、現在、世界各国の美術館から作刀のデモンストレーションの要請を受け、日本のみにとどまらず国際的な活躍をみせている。指導者としても、弟子に大野義光氏、久保善博氏ら多くの優秀な刀匠を育成し、長きに亘り常に刀剣界の第一線で活躍し、今後の活躍がますます期待される実力・人気ともに最高峰の刀匠である。
本作は寸幅が良く、帽子を猪首風にまとめた雄渾な体配に、刃中金筋・砂流しを交えた沸出来の互の目を焼いた覇気に溢れた優品であり、銘文にある通り、名工として名高い吉原兄弟の合作刀で大変希少な作品である。