古刀

備州長船則光 寛正三年八月日
Bishu Osafune Norimitsu A.D.1462

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

備州長船則光 寛正三年八月日Bishu Osafune Norimitsu A.D.1462
  • No.A839
  • 銘文:備州長船則光 寛正三年八月日
  • Sign:Bishu Osafune Norimitsu A.D.1462
  • 種別:刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺5分(62.0cm)反り2.2cm 元幅2.8cm 先幅1.8cm 元重0.7cm
  • 時代:室町初期ー備前国(岡山県)
  • 価格:御売約 Sold Out

永享備前を代表する名工、寛正則光の太刀。
備州長船則光は初代は長光の門人と伝え、現に嘉元三年紀の短刀が存在する。銘鑑ではこれを初代とし、二代を延文頃、三代が応永で家助の子とし、四代が永享頃、以後室町末期まで名跡を伝えている。本作の作者は銘鑑でいう四代に該当すると思われ、祐光と並んで永享備前の双璧として名高い刀工である。
本作は、地鉄小板目肌に杢を交え、乱れ映りが刃寄りに華やかに立ち、刃文は腰の開いた互の目を基調に、箱がかった刃を交え、総じて匂口締まって明るく冴えており、則光の特徴がよく表されている。健全で地刃明るく冴え、刀剣王国と謳われた同時代備前伝の技量の高さをよく示した優品である。

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