古刀

兼定作(ノ定初期銘)
Kanesada Saku(Nosada)

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

兼定作(ノ定初期銘)Kanesada Saku(Nosada)
  • No.844
  • 銘文:兼定作(ノ定初期銘)
  • Sign:Kanesada saku(Nosada)
  • 種別:拵付短刀 Tanto and Mounting
  • 寸法:7寸8分(23.6cm)反り0.0cm 元幅 2.3cm 元重0.6cm
  • 時代:室町時代後期ー美濃国(岐阜県)
  • 価格:御売約 Sold Out

孫六兼元と共に美濃関を代表する、濃州関住兼定の特別保存刀剣指定作品。
本作吉左衛門尉兼定は古来より美濃国の名工として最上大業物の一人に数えられ、永正8年頃、和泉守を受領し、特にその銘振りより定の字のウ冠の中を(之)と切ることから「之定」(ノサダ)と称され、優れたる名手として高名である。
本作は「之定」(ノサダ)の初期作で、寸尺の整った美しい体配を示し、地鉄、小板目肌つみ、僅かに流れ肌を交え、刃文は小匂出来の直刃を焼き、微細な金筋・砂流しを交え、帽子綺麗に小丸に返るなど、関物の典型的な作風を示しながらも匂口がよく整い、格調高い作風を示している。

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