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東京住固山宗次 明治庚午春奉命鍛比
Made by Koyama Munetsugu live in Tokyo

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

東京住固山宗次 明治庚午春奉命鍛比Made by Koyama Munetsugu live in Tokyo
  • No.842
  • 銘文:東京住固山宗次 明治庚午春奉命鍛比
  • Sign:Koyama Munetsugu lived in Tokyo A.D.1870
  • 種別:拵付短刀 Tanto and Mounitng
  • 寸法:7寸9分(23.9cm)反り0.0cm 元幅 2.6cm 元重0.6cm
  • 時代:江戸時代後期ー武蔵国(東京都)
  • 価格:御売約 Sold Out

宗次は1803年奥州白河に生まれ、加藤綱英に師事したと伝えられている。藩が勢州桑名へ移封後は、江戸に住して桑名藩工として活躍した。弘化二年に備前介を受領している。作風は一貫して備前伝であり、地鉄のよくつんだ綺麗な鍛えに、匂勝ちの丁字乱れを焼いて成功している。
本作は明治年紀を有する短刀で、身幅、重ね尋常で整った姿態を示し、地鉄、小板目つみ、地景を交えてよく鍛えられ、刃文は匂口の明るい互の目乱れを主調に焼いて、小足よく入り、実に美しくまとめられている優品である。宗次の同年紀、同意匠の作品で岩倉具定、岩倉具定の注文銘を添えた作品を経眼しており、本作も同じく両氏による注文作と鑑られる。付帯する黒漆塗合口短刀拵も柄巻を鯨髭で巻いた最高級の仕立であり、実に格調高い優品である。


※ 参考品 岩倉具定、岩倉具定の注文銘入りの同作

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