新刀

直胤 天保十四年仲秋
Taikei Naotane A.D.1844

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

直胤 天保十四年仲秋Taikei Naotane A.D.1844
  • No.841
  • 銘文:直胤 天保十四年仲秋
  • Sign:Naotane A.D.1844
  • 種別:脇差 Wakizashi
  • 寸法:1尺3寸2分(40.0cm)反り 0.4cm 元幅 3.4cm 元重 0.7cm
  • 時代:江戸時代後期ー武蔵国(東京都)
  • 価格:御売約 Sold Out


江戸時代、武蔵国で活躍した名工、大慶直胤の特別保存刀剣指定作品。
直胤は文政4年に筑前大掾を受領し、嘉永元年に上洛し美濃介に転じている。彼は若年の折に江戸に出て、水心子正秀の門に入り、後師と同様に秋元候に仕え、細川正義と共に水心子正秀門下の逸材となった。新々刀最上作。
掲出の作品は身幅の広い平造りの体配に、刃文は激しく沸付いたのたれ刃に互の目乱れを交え、地鉄は地沸厚くつき、地景がよく入るなどよく練れて美しい景色を見せており、所謂正宗、貞宗など相州伝上工を狙った作域を示しており、同工の非凡なる技量の高さを遺憾なく発揮した相州伝の傑作である。

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