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津田越前守助広
Tsuda Echizen no kami Sukehiro

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Jyuyo Token No.31

津田越前守助広Tsuda Echizen no kami Sukehiro
  • 銘文:津田越前守助広
  • Sign:Tsuda Echizen no kami Sukehiro
  • 種別:白鞘刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺4寸0分(72.8cm)反り1.5 元幅2.9cm 先幅2.2cm元重0.7cm
  • 時代:江戸時代前期ー摂津国(大阪府)
  • 価格:御売約済み Sold Out

津田越前守助広は、寛永14年(1637年)に摂州打出村(現芦屋市)に生まれ、通称を甚之丞といい、初代そぼろ助広の門に学び、明暦元年2代目を継いだ。作風は初期には石堂風の丁字乱れを、ついで互の目乱れ、さらに濤瀾乱れという独自の刃文を創始するに至り一世を風靡した。 この新作風は当時の大阪新刀はもとより新々刀期の諸工にまで強く影響をあたえ、今なお彼の名を新刀西の大横綱として全国に知らしめている。
本作はその銘振りより寛文12年頃(1672年)、助広36歳頃の作と鑑せられる作品で、元幅に比べ、先幅の狭まり、切先の延びた優美な体配に、地鉄、小板目がよくつみ、地沸が微塵につき、地景細やかによく入った美しい大阪地鉄となり、刃文、濤瀾風の大互の目乱れを焼いて、匂口深く、抜群に明るく冴え、金筋・砂流しを交えるなど、大成期に至る彼の得意の作風をよく表している。大阪城代・青山因幡守宗俊に召し抱えられた助広がその優れた技量を存分に発揮し、名品を世に多数送り出していた時期であり、天下に名を轟かせた名工助広の天賦の才と自信の程を感じさせる覇気に満ちた名刀である。
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