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静岡県指定文化財 日本刀大鑑所載品 津田越前守助広 寛文七年二月日
Tsuda Echizen Kami Sukehiro A.D.1667

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Jyuyo Token No.9

静岡県指定文化財 日本刀大鑑所載品 津田越前守助広 寛文七年二月日Tsuda Echizen Kami Sukehiro A.D.1667
  • 銘文:津田越前守助広 寛文七年二月日
  • Sign:Tsuda Echizen Kami Sukehiro A.D.1667
  • 種別:拵付刀 Katana and Mounting
  • 寸法:2尺5寸1分(76.0cm)反り1.5cm 元幅3.3cm 先幅2.3cm元重0.8cm
  • 時代:江戸時代中期ー摂津国(大阪府)
  • 価格:御売約済み Sold Out

新刀西の大横綱と称され、最上作の評価を与えられた津田越前守助広の重要刀剣指定作品。津田越前守助広は、寛永14年(1637年)に摂州打出村(現芦屋市)に生まれ、通称を甚之丞といい、初代そぼろ助広の門に学び、明暦元年2代目を継いだ。作風は初期には石堂風の丁字乱れを、ついで互の目乱れ、さらに濤瀾乱れという独自の刃文を創始するに至り一世を風靡した。 この新作風は当時の大阪新刀はもとより新々刀期の諸工にまで強く影響をあたえ、今なお彼の名を新刀西の大横綱として不動の地位を築いている。
本作は寛文7年(1667年)、助広31歳頃の作品で、元幅に比べ、先幅の狭まり、切先の延びた優美な体配に、地鉄、小板目がよくつみ、地沸が微塵に厚くつき、地景細やかによく入った美しい大阪地鉄となり、刃文、濤瀾風の大互の目乱れを焼いて、匂口深く、抜群に明るく冴え、金筋・砂流しを交えるなど、大成期に至る彼の得意の作風をよく表している。寛文7年は彼が大阪城代・青山因幡守宗俊常に召し抱えられた年であり、常の作に比して総体に焼き高く、覇気に満ちた作域からは、彼の青雲の志に燃える高揚とした高い意欲を感じさせる。天下に名を轟かせた名工助広の天賦の才と自信の程を感じさせる覇気に満ちた名刀である。
※静岡県指定文化財に指定され、日本刀大鑑 助廣大鑑 越前守助廣大鑑 新刀大鑑 寒山刀剣講座 寒山押形新刀事典 大阪新刀年譜など多数の刀剣書に彼の代表作として必ずと言って良い程に紹介される古来有名な同作中の優品である。
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