鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Tousougu
- NO.B225
- 作者:後藤通乗光寿
- Sign:Goto Tsujo Mitsunobu
- 時代:江戸時代(1664-1721)
- 価格:御売約 Sold Out
後藤宗家十一代通乗光寿作、這龍図三所物の特別保存刀装具指定作品。
後藤家十一代通乗光寿は、仙乗光清の三男で、七代顕乗の孫。幼名は光雄といい、十代目廉乗の嫡男光嘉が25歳で病死し、後継者がいなくなった為、廉乗の娘を娶って養子となり宗家を継いだ。元禄十年(1697)三十四歳で十一代を相続し、享保五年(1720)に法体となり通乗と号したが翌年に病気にて没した。本作は通乗自身銘の三所物で、這龍図は後藤家の掟ものともいえる定番であるが通乗はあえて殆ど黒一色の仕立てに所々金を配色することで一層格調高くまとめている。同作の優れた感性を見せる同作中の優品である。