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御陽成天皇所用 飾太刀 重要美術品
Kazaritachi owned by Emperor

鑑定書内容:文部省 重要美術品 Agency for Cultural Affairs Art treasures

御陽成天皇所用 飾太刀 重要美術品Kazaritachi owned by Emperor
  • NO.B243
  • 寸法:99.0cm
  • 時代:室町時代
  • 価格:御売約 Sold Out
  • 伝来:御陽成天皇所用
  • 文部省 重要美術品 No.1000

日本の第107代天皇である後陽成天皇(在位:1586ー1611)所用と伝わる飾太刀。
飾太刀の発祥は古くは平安時代、公家の儀仗として用いられ、日本太刀外装の中で最も華麗で技法も細微を極めた最高峰の形式として重用されている。その様式は江戸時代にも伝えられたが、その絢爛さから製作できる家門は非常に限られており、また製作技術の混乱から衛府太刀拵と混同した形式の作品がまま見られる。本作は天皇家所縁の物として規範となる作品であり、有職故実の伝承の観点からも非常に貴重である。
伝来よりその制作が室町時代以前となる事は確実であり、さすが天皇家の格式を示す見事な作域を示し、かつ保存状態もすばらしく良好なまさに日本刀装史における最高級品で、重要美術品の認定品中唯一の飾太刀であり、全集の第一号として所載されている。当然ながら重要美術品から重要文化財、国宝に指定されているべき作品であるが、日本では戦後重要文化財などを指定する際に宸翰を始め天皇ゆかりの作品群はその一切が指定から外された歴史がある。


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