鑑定書内容：財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

• 銘文：(菊紋)近江守源久道
• Sign：Ouminokami Minamoto Kyudo
• 種別：拵付刀 Katana and Mounting
• 寸法：2尺4寸4分(73.8cm)反り1.5cm 元幅 3.2cm 先幅 2.2cm
• 時代：江戸中期ー山城国(京都府)
• 価格：御売約済み Sold Out

初代近江守久道は掘六郎兵衛の後名、三品一門、二代金道の弟子にあたり京都五鍛冶の一人に選ばれる栄誉を誇った著名刀工である。寛文元年近江大掾を受領、同年近江守に転任し正徳元年八十五歳にて没している。彼の作刀には十六葉の菊紋を切るものと枝菊紋を切るものとがあり、枝菊は延宝8年紀以前の物には見ない。本作は身幅広く、重ね厚く、2尺4寸を超える長寸の豪壮な造り込みの一振りで、非常に焼き幅が広く、のたれ調に大互の目を焼き、沸づいて金筋・砂流しを交え、姿、地鉄、刃文全てに健全さを備えた一刀である。