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盛俊 弘化丁未年春三月日
Moritoshi A.D.1847

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

盛俊 弘化丁未年春三月日Moritoshi A.D.1847
  • 銘文:盛俊 弘化丁未年春三月日
  • Sign:Moritoshi A.D.1847
  • 種別:拵付刀 Katana and Mounting
  • 寸法:2尺4寸3分半(73.8cm)反り2.5cm 元幅3.1cm 先幅2.1cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代後期ー周防国(山口県)
  • 価格:御売約済み Sold Out

江戸時代後期、周防国(山口県)で活躍した名工、青龍軒盛俊の作品。
青龍軒盛俊は、本名を岩本清左衛門と称し、長運斎綱俊の高弟にして、青龍子、または青龍軒と号す。長州:毛利家の支藩である周防国岩国藩:吉川家のお抱え鍛冶となる。同門の千代鶴是秀の逸話によれば、弘化4年、師:綱俊はその子:是俊(二代:綱俊)を12才で岩国の盛俊に預け、修業に励ましたという。盛俊が運寿是一・高橋長信など名工揃いの加藤一門にあって、師:綱俊からその鍛刀の技術を高く評価され、また深い信頼を受けていたことが窺い知れる。慶応3年4月25日、66才にて没す。
その作風は、師:綱俊や加藤一門同様に備前伝を得意とし、他に加藤是秀・綱秀父子にみられる互の目乱れ、稀に直刃がある。また、彫物も上手である。
本作は、後者の作域を示した優品で、常の作に比して長寸で反りの強くついて豪壮な太刀姿を示し、刃文、小沸出来の互の目乱れに所々飛焼きを交えては変化に富み、地鉄、小板目肌微細によく詰み、地沸厚くついて細かな地景がよく入り、姿よく、地刃共にさえざえとして清涼感に満ちた同作中の傑作である。
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