刀剣界ニュース

全刀商の活動 最近の理事会の様子

組合理事会は、組合活動の健全運営を目指し、規約・制度・諸条件・資格・財務・資金調達運用などについての話し合いの場として定期的に開催されています。
 
理事会は、毎月十七日に開催される交換会終了後に開かれることが多いようです。そのためか、理事の出席率が良く、一月十七日は監事を含め全員出席という快挙?でした。
 
理事会では端の席に座っていても、議長の深海理事長からそれぞれの案件で意見や発言を促されますので、気が抜けません。
 
ここのところの議題は、不払い事故に関する件や登録に関わる諸問題が毎回論議されますが、前者の場合は同業仲間、後者は役所の行政が絡むので、なかなか打開策を見いだせません。審議に相当時間を要しそうです。
 
不払い事故に関しては、組合加入の段階でハードルを高くすべきか、あるいは交換会への参加資格を見直し、諸条件を厳しくし、加入数年経過後とすべきか、出来高減少覚悟で延べ払い取引を断念すべきかなど、意見百出です。
 
また、大刀剣市に出店したいがために組合への入会を希望する例がここ数年見られますが、これも現行の加盟から一年経過後に出店可能という内規を見直すことになりました。大刀剣市に出店したい目的だけで組合に加入するという気運には歯止めをかけなければ、という組合の姿勢を示すことになります。
 
組合役職者の若返りの件では、社会問題?にもなっているように、六十歳を過ぎた団塊世代前後が元気過ぎるあまり、若手の活躍の機会がなかなか回ってこない状態を憂慮しています。それゆえ、組合業務の若手への伝承・習熟の進み具合が遅い状況を見直すため、それぞれの事業部で定年制を採用しようという意見が出ました。
 
手始めに、市場運営事業部でセリ発句担当を七十歳までとする定年制を採択しました。今後、理事などそれぞれの役職での若返りも論議されるでしょう。
(服部暁治)

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