刀剣界ニュース

松田次泰刀匠の千葉県無形文化財 認定祝賀会開催さる

刀匠の松田次泰氏が去る三月に千葉県無形文化財保持者に認定されたことを記念する祝賀会が六月九日、オークラ千葉ホテルで開催された。
 
発起人代表を東京電力会長の数土文夫氏が務め、各界から約百七十人が参加するなど、華やいだお祝いの会となった。土俵入りに使われている太刀を松田氏が製作した縁から、横綱白鵬関も駆けつけて花を添えた。
 
鎌倉時代の古刀再現に意を注いできた松田氏だが、「皆さまに評価していただき、認定いただいたことをありがたく思います」と礼を述べると、会場に大きな拍手が湧いた。
 
松田刀匠は昭和二十三年生まれ。高橋次平師に師事し、後に吉原国家師について研鑽を積んだ。平成十七年の新作名刀展での文化庁長官賞をはじめ数々の受賞を経て、二十一年、無鑑査に認定された。今後、一層のご活躍を祈ります。(川島貴敏)

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