鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣[N.B.T.H.K] Hozon Token
- 銘文:備州長船法光 永正十二二年二月日
- Sign:Bishu Osafune Norimitsu A.D.1515
- 種別:拵付短刀 Tanto and Mounting
- 寸法:6寸5分強(19.6cm)反り0.1cm 元幅1.9cm 元重0.6cm
- 時代:室町時代ー備前国(岡山県)
- 価格:御売約 SOLD OUT
室町時代、備前国で活躍した刀工、法光の作品。
長船法光は同国の則光・祐光らと並び文安頃に大いに活躍した刀工である。文安(1444年)、延徳(1489年)、永正(1504年)の年紀作が残されており、同時代の長船物のなか現存作が比較的少ない刀工である。
本作は永正14年の年紀を有し、反りが少なく、やや寸が短く、刀身に比してやや茎の長い同時代の長船物によく見られる典型的な体配に、地鉄、小板目肌が微細によく詰み、健全で潤いがあり、刃文は小沸出来の互の目乱れに、所々沸付き、細かな金筋砂流しを交え、帽子は深く返り、先掃きかけている。