新刀

清人作 君万歳
Kiyondo

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

清人作 君万歳 Kiyondo
  • No.:635
  • 銘文:清人作 君万歳
  • Sign:Kiyondo saku Kimibanzai
  • 種別:拵付短刀 Tanto and Mounting
  • 寸法:7寸4分強(22.5cm)反り0.3cm 元幅2.4cm元重0.5cm
  • 江戸時代後期 19th Century
  • 価格:御売約 Sold Out

 源清麿の高弟、斉藤清人の作品。源清麿の弟子、清人は、嘉永7年(1849年)、師清麿の自刃により修業期間は2年余りであったが、よく学び師風を見事に受け継いでいる。その後、師清麿の残した刀債を積年を経て完済したことが高潔の人として清人の名をまたいっそう高らしめている。慶応3年(1867年)に豊前守を受領、その後、江戸と郷里とを行き来しながら作刀した。彼の作風は、師風を受け継いだ乱れ刃と、清人独自の大和伝の直刃との両様がある。本作は前者の好例であり、鍛えは小板目良く練れ、細かな地景を交えて地沸厚くつき、刃文は頭の丸い互目調に小沸よくつき、覇気に富んでいる。特筆すべきは切先が刃長の半分以上を占める「おそらく造り」といわれる特徴的な体配で、元幅から横手にかけて通常とは逆に身幅を広げ、張りの有る稜線をまとめて肉置を整えた姿は実に力強く覇気に溢れており、名工たる由縁を見事に物語っている。
kan all
koshi
saya
Return Top