古刀

関住兼定作(ノ定)
Seki no ju Kanesada Tsukuru(Nosada)

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

関住兼定作(ノ定)Seki no ju Kanesada Tsukuru(Nosada)
  • No.806
  • 銘文:関住兼定作(ノ定)
  • Sign:Seki jyu Kanesada saku (Nosada)
  • 種別:拵付刀 Katana and Mounting 
  • 寸法:2尺3寸8分(72.4cm)反り1.8cm 元幅3.1cm 先幅2.1cm 元重0.7cm
  • 時代:室町時代後期ー美濃国(岐阜県)
  • 価格:御売約 Sold Out

孫六兼元と共に美濃関を代表する、濃州関住兼定の作品。
本作吉左衛門尉兼定は古来より美濃国の名工として最上大業物の一人に数えられ、永正8年頃、和泉守を受領し、特にその銘振りより定の字のウ冠の中を(之)と切ることから「之定」(ノサダ)と称され、優れたる名手として高名である。
本作は常の同作に比べ長寸で、堂々たる体配を示し、地鉄、小板目肌清廉によくつんで潤いがあり、刃文は匂い出来の先の開いた互の目、のたれ刃を交えて見事に匂口が整い、地刃共に冴えた同作の本領を発揮した優品である。江戸中期頃の制作とみられる黒蝋色塗鞘打刀拵が付帯し、三所物は大森英満の在銘で赤銅魚子地に「丸に上の字」「九曜紋」「丸に違い鷹の羽」の家紋を配している。


 

Return Top