刀装具

花角紋透鐔 古刀匠
Hanakakumon sukashi Tsuba Ko Tousho

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Tousougu

花角紋透鐔 古刀匠Hanakakumon sukashi Tsuba Ko Tousho
  • NO.B170
  • 作者 : 無銘 古刀匠
  • Maker : Ko Tousho
  • 室町時代 16th Century
  • 法量:縦 8.0cm,横 8.0cm,厚み 2.9mm
  • 価格:¥500,000

刀匠鐔とは刀匠が刀を製作する余技として製作した鍔のことだと言われ、その中でも室町時代以前に制作されたと鑑られる作品を古刀匠鐔と称している。実際に刀匠が制作したかについては定かではないが、鍛えの良い鉄錆地を非常に薄手に、表面にのみやや膨らみを持たせて丸形にし、僅かな小透しなど最低限の装飾を加えるのみという風雅な趣のもので、打刀に添えられる鉄鐔の起源であるとされている。
この鐔は上記の作風を顕示し、かつ無櫃(小柄、笄の穴が無いこと。多くの物は後で櫃穴が加えられている。)で伝世した状態の良い優品で素朴な味わいが好ましい。

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