鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具[N.B.T.H.K] Hoznon Tousougu
- NO.B191
- 作者 : 無銘 金山
- Maker : Mumei Kanayama
- 室町時代 16th Century
- 価格:御売約 Sold Out
金山鐔は尾張鐔と並んで室町時代を代表する透鐔であり、その意匠は簡素で円に角、直線、曲線などで構成された幾何学的文様の物が多くあり、室町から桃山にかけての金山鐔には装飾性というよりは明快さや強靭な精神性を秘めた禅味を感じさせる古鐔がある。釣鐘透と云われるこの鐔は中央に大きな器物を据えた意匠で、金山鐔には壺図や本図釣鐘などが同手のものとして稀に存在する。本作は同意匠の作でも特に釣鐘に存在感があり、耳が厚く、鉄骨を交えて雅味がある。