鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣
- 銘文:月山
- 種別:拵付短刀
- 寸法:8寸(24.3cm)
- 時代:室町時代末期ー出羽国(山形県)
- 価格:御売約済み Sold Out
月山鍛冶の源流は、修験道の聖地として知られる出羽三山の一つ月山の東麗の地に起こり、その活動は鎌倉期にさかのぼると伝えられ、以来盛衰を経てその流派は現在にまで伝わっている。
本作は室町期の月山と極められ、在銘の作は希少である。刃文細直刃、帽子奇麗に小丸に返っており、地に月山一門のお家芸ともいえる「綾杉肌」を鮮やかに鍛え、身幅、重ねともに尋常で落ち着いた作域を表している。附けたりの合口拵は黒漆塗りに雲紋を朱漆で描き、銀の総金具に波濤を表した豪華な時代拵である。