刀剣

帝室技芸員月山貞一 応水澤将雄君属 明治三十四年三月日
Gassan Sadakazu Spetial order A.D.1901

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 保存刀剣[N.B.T.H.K]Hozon Token

帝室技芸員月山貞一 応水澤将雄君属 明治三十四年三月日Gassan Sadakazu Spetial order  A.D.1901
  • NO.704
  • 銘文:大阪住月山貞一造之 応水澤将雄君属 明治三十四年三月日
  • Sign:Made by Gassan Sadakazu order from Mizusawa Masao A.D.1901 
  • 種別:拵付太刀 Tachi and Mounting
  • 寸法:2尺2寸2分(67.2cm)反り1.5cm 元幅2.7cm 先幅1.9cm 元重0.6cm
  • 時代:大正ー摂津国(大阪府)
  • 価格:¥2,500,000

月山は建久頃(平安時代後期)に出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸を祖とすると云われ、以来、月山のふもとでは刀鍛冶が栄え、その後、月山銘は室町時代後期には全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」という。その後、江戸時代後期に、一門の弥八郎貞吉(月山貞吉)は大阪に移住しその養子の弥五郎貞一(初代貞一)は月山に特徴的な「綾杉肌」を復元して、明治39年には当時刀鍛冶としては最高の名誉である「帝室技芸員」に任命され、宮内省御用刀匠となる。
初代月山貞一は特に彫物の名手としても有名で彼以降歴代の月山鍛冶の作品に刀工彫という新たな境地を開拓した。また、五ヶ伝を上手に使い分ける器用な鍛冶で、幕末から廃刀令後の明治時代にかけての刀匠には不遇な時代に一人奮起し一時代を築いた巨匠である。
本作は水澤将雄氏の注文により製作された月山貞一作の軍刀で、逆がかった丁子乱れを連続して焼いているところから備前伝片山一文字あたりを狙った作品と思われる。五家伝すべてに精通した貞一であるが、流石に明治期において他を圧倒する技量を保持していた事を示す優品である。

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