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春日大社国宝殿 秘められた大和の名刀

春日大社国宝殿 秘められた大和の名刀

春日大社国宝殿では令和3年度 国宝殿冬季特別展 秘められた大和の名刀 今明かされる大和の珠玉の名刀 春日の神々への至宝刀 後期展が4月3日まで開催されています。

本展では創建以来朝廷や歴代武家政権から寄進された同社所蔵の名刀に加え奈良に所蔵されている初公開を含む奈良県指定文化財の名刀を一挙に公開している。(展示リストは文末の一覧表をご参照下さい。)

春日の神々にささげられた日本刀剣史を彩る国宝・重要文化財17点を始めとする宝刀には国宝指定の飾剣(かざりたち)や毛抜形太刀、兵庫鎖太刀など普段ではなかなかお目にかかれない貴重な拵が付帯して伝来しており、長い歴史を持つ神社の展示ならではの魅力である。

後期展示の展示品としては
国宝 紫檀地螺鈿銀樋毛抜形太刀
重要文化財 金銅柏紋兵庫鎖太刀・太刀 康次
重要文化財、菊造腰刀拵・短刀 銘 備州長船住元重
重要美術品 黒漆山金造太刀・無銘 古備前 などがあり

個人的には

藤原定家家より奉納と伝わる国宝 沃懸地酢漿平文兵庫鎖太刀の刀身(無銘 平安時代)の刀身の健全さ(同時代の作としては非常に希少な生刃が残り、大きく張りの有るカマス鋒の姿)からは平安時代における日本刀制作当時の姿を窺い知る事のできる大変貴重な機会であり、是非多くの方にご観覧頂きたい。

開催期間 2022年4月3日まで

春日大社 展覧会目録

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