刀剣

吉原義人 昭和六十三年
Yoshiwara Yoshindo A.D.1988

吉原義人 昭和六十三年Yoshiwara Yoshindo A.D.1988
  • No.A810
  • 銘文:義人彫同作 昭和六十三年二月日 
  • Sign:Made by Yoshindo carving by myself A.D.1988
  • 種別:短刀 Tanto 
  • 寸法:6寸9分(20.6cm) 反り0.0cm 元幅 2.0cm 元重0.6cm
  • 時代:現代ー(東京都)
  • 価格:¥1,000,000

吉原義人刀匠は、昭和18年2月21日に生まれ、祖父に吉原国家(初代)氏、弟に吉原荘二国家(二代)氏、子に吉原義一氏がおり、まさに刀鍛冶の一族に生まれ吉原一門の名は刀剣界に名高いものとなっている。昭和47年より、新作名刀展において高松宮賞など上位の特賞を受賞し、昭和57年、無鑑査に認定される。平成16年、東京都指定無形文化財保持者に認定。その作風は備前伝を得意とし、備前伝の最も困難なテーマとされる映りを鮮やかに再現し、日本刀備前伝ブームの先駆けとなった。メトロポリタン美術館、ボストン美術館に作品が買い上げられる名誉に預かり、現在、世界各国の美術館から作刀のデモンストレーションの要請を受け、日本のみにとどまらず国際的な活躍をみせている。また、アメリカに鍛錬所を設けるなど刀剣文化の普及にも尽力している。指導者としても、弟子に大野義光氏、久保善博氏ら多くの優秀な刀匠を育成し、長きに亘り常に刀剣界の第一線で活躍し、今後の活躍がますます期待される実力・人気ともに最高峰の刀匠である。
本作はややうち反りで寸幅の良い端整な姿に、小沸出来の直刃を焼いた短刀で、三越での第一回個展の時にお守り刀として制作、出品した作品との事である。銘文にある通り義人刀匠自身の手で刀身彫を施した作品で、義人刀匠は非常に器用で刀身彫はあろか鐔に至るまで制作可能な事で知られる作家であるが、本作の彫技も流石に巧みで優れた作域を示した優品である。

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