京都で開催されている河内國平刀匠の作刀５０年記念展示会を拝見してきました。

半世紀に渡る國平刀匠の軌跡を辿る本展では処女作から最新作までの１５振りが一挙に展示され、相州、備前、山城と多種多様な作風の傑作が如何にして生み出されてきたのか、師の弛まぬ作刀への高い志と、それを支えた奥様のあつい献身が伝わる素晴らしい内容であった。

今回の展示会場となったのは虎屋菓寮　京都一条店に併設された虎屋 京都ギャラリー。暖かい人柄ゆえ多くの素晴らしい支援者に恵まれる國平刀匠であるが、虎屋黒川氏との交流は長く、また2020年に同社代表となった若き光晴氏にも刀匠支援を継続して頂けた事は業界としても非常にありがたい事でありこの場を借りて感謝をお伝えしたい。

鑑賞後、同菓寮では美しい内庭の緑を眺めながら美味しい喫茶を頂く事が出来た。
鑑賞後、作品に思いを寄せる場としても共にお勧めである。

虎屋 京都ギャラリー特別展 「作刀50年 刀匠 河内國平展」

【期間】2022年4月16日(土)～5月15日(日) 10:00～17:00
※入場無料
※休館日：4月25日（月）
【場所】虎屋 京都ギャラリー（虎屋菓寮 京都一条店横）
地下鉄今出川駅6番出口より徒歩約7分