鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K]Juyo Token No.66
- NO.A838
- 銘文:左安吉
- Sign:Sa Yasuyoshi
- 種別:拵付短刀 Tanto and Mounting
- 寸法:8寸6分(26.3cm)反り0.1cm 元幅 2.4cm 元重0.5cm
- 時代:南北朝時代ー筑前国(福岡県)
- 価格:御売約 Sold Out
南北朝時代、筑前国(福岡県)で活躍した左安吉の重要刀剣指定作品。
安吉は筑前左文字一派の祖、大左の子で、後に筑前から長州に移住して活躍した刀工である。その作品は殆どが短刀、平造りの脇差であり、大左に近似した小振りでややフクラの枯れた体配の作と、安吉独自のややふっくらとした大振りの作品との2様がある。
本作は大左の作にならった前者の作例で、地鉄、板目に杢を交えて流れ、棒映りがたち、刃文、互の目乱れに小のたれ交じり、匂勝ちに小沸がついて鮮やかに冴えており、帽子尖って返るなど、地刃に安吉の特色がよく顕示された同作中の優品である。