鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 保存刀装具[N.B.T.H.K] Hozon Tousoudu
- NO.B247
- 作者 : 斎藤富随(花押)
- Maker : Saito Tomiyuki (seal)
- 法量:縦7.1cm,横6.6cm,厚4.0cm
- 江戸時代後期 18th Century
- 価格:御売約 Sold Out
江戸時代後期に薩摩藩島津家の抱え工として活躍した斎藤富随の鐔。
富随は寛政8年(1796年)薩摩国に生まれ、江戸に出て、はじめ戸張富久の門人となって後藤流の彫法を学び、後に浜野一門にも師事して腕を磨いた。富久の「富」と浜野派の通字「随」の字を組み合わせて「富随」と銘し、江戸の島津家下屋敷に住み、明治初年頃まで生存したという。
本作は素銅石目地の表裏上下に赤銅の雨龍を配した格調高い逸品で、後藤流と浜野流の彫法を有する富随の特徴をよく示した優品である。