刀剣

長雲斎綱俊 天保四年八月吉日
Chounsai Tsunatoshi A.D.1833

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

長雲斎綱俊 天保四年八月吉日Chounsai Tsunatoshi A.D.1833
  • No.878
  • 銘文:長雲斎綱俊 天保四年八月吉日
  • Sign:Chounsai Tsunatoshi A.D.1833
  • 種別:拵付短刀 Tanto and Mounting
  • 寸法:6寸7分(20.3cm)反り 0.0cm 元幅 2.2cm 元重0.8cm
  • 時代:江戸時代後期ー武蔵国(東京都)
  • 価格:¥1,100,000
  • 本阿弥日洲鞘書

幕末期、長運斎一派の祖、綱俊の特別保存刀剣指定作品。
綱俊は出羽米沢に生まれ、本名を加藤八郎といい、江戸に出て上杉藩工として活躍した。幕末の名工、加藤綱英を兄にもち、長運斎一派を興し、固山宗次を始め一族、一門は各地で繁栄している。本作は菖蒲造りの体配に、金筋、砂流しを交えた腰開きの互の目乱れを焼き、地鉄、板目が流れ杢肌を交えた綾杉肌となっている。室町時代後期の備前物、所謂末備前物に範をとったと思われる作品だが、特筆すべきは地鉄の鍛の良さで、常に見る無地風のものとは違い、鍛に特段の工夫をこらしたと見られる同作中の優品である。

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