刀剣

孫六兼元
Magoroku Kanemoto

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀剣[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

孫六兼元Magoroku Kanemoto
  • No.880
  • 銘文:兼元(孫六)
  • Sign:Kanemoto (Magoroku)
  • 種別:脇差 Katana and Mounting
  • 寸法:1尺8寸8分(57.0cm)反り 1.6cm 元幅 3.1cm 元重 0.6cm
  • 時代:室町末期ー美濃国(岐阜県)
  • 価格:¥3,300,000

室町時代の美濃鍛冶を代表する名工、孫六兼元の脇差の特別保存刀剣指定作品。
兼定と並び美濃鍛冶の両横綱と評される兼元は同銘が相継いでいるが、中でも最も技量的に優れているのは2代で、世上この兼元を指して「孫六兼元」と賞賛している。兼元は各代とも三本杉と称される尖り互の目の連れた刃文を得意として焼いているが、2代は互の目の頭が所々丸みを帯びて変化に富んでいるところが見所である。
本作は元幅に比べて先幅狭まり、先反りごころとなる体配に、地鉄は板目肌に杢肌を交えて潤いがあり、刃文は孫六の代名詞ともいえる三本杉を焼いた同作の典型的作風を示した優品である。

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