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九年母図鐔 埋忠明寿
Umetada myoju Tsuba design of Kunenbo

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K]Juyo Tousougu No.4

九年母図鐔 埋忠明寿Umetada myoju Tsuba design of Kunenbo
  • NO.B270
  • 銘:埋忠明寿
  • Inscription:Umetada Myoju
  • 江戸時代初期
  • 法量:縦:78.3mm 横:74.2mm 厚:3.3mm
  • 価格:御売約 Sold Out
  • 日本刀大鑑、鐔名作集、鐔小道具鑑定事典、刀装具・新解体新書2、刀装具小道具講座、刀装具の鑑賞Ⅱ、日本の美 日本刀、週刊日本刀 所載品


山城国西陣住人埋忠明寿の重要刀装具指定作品。理忠明寿は桃山時代を代表する金工で、その器量は光悦・宗達らに比肩される。埋忠家は足利将軍家に仕えた金工の名家であり、明寿の時代には刀剣の目利所である本阿弥家と密接な関係にあり、この時代に多く行われた刀剣の磨り上げ、象嵌銘の嵌入、刀装金具の製作など多方面にわたり活躍した。また明寿には刀剣の製作もあって、新刀鍛冶の名工として仰がれるが、鐔工としての明寿は信家・金家と共に桃山時代の三巨匠と称賛されている。作風は鉄・真鍮・赤銅などを素材として彼が創案した平象に特色が見られる。鉄地の場合、文様は金の布目象嵌で施し、その他の場合は金・銀・赤銅・素銅などの色金を平象嵌し、文様に華やかな色彩を添えている。
本作は九年母を意匠としたもので、これは葡萄文と共に明寿が好んで用いた豊穣の画題である。素銅地に九年母の実や葉を図案化し赤銅平象嵌で大胆に表す構図や筆勢には同時代の琳派絵画の影響が強く窺われ、同作中の傑作として日本刀大鑑や鐔名作集など多くの名著に所載され、彼の不朽の名を高めている。


 

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