刀装具

B105 夏雄大鑑 所載品 小柄 雨竹図 加納夏雄
Kozuka Natsuo design of Bamboo in the Rain

鑑定書内容:鑑定書 :(財)日本美術刀剣保存協会 特別保存刀装具 Certificate:NBTHK Tokubetsu Hozon Paper

B105 夏雄大鑑 所載品 小柄 雨竹図 加納夏雄 Kozuka Natsuo design of Bamboo in the Rain
  • No.:B105
  • 夏雄大鑑 所載品 小柄 雨竹図 加納夏雄
  • Kozuka Natsuo design of Bamboo in the Rain
  • 江戸時代 19th Century
  • 価格:御売約 Sold Out

町彫最後の名人として金工の最高峰と称される加納夏雄の作品。
加納夏雄は文政11年に生まれ、刀剣商加納治助の養子となり、12歳で金工、漢文、絵画をそれぞれ奥村庄八、谷森種松、中島来章ら各巨匠達のもとで学んでいる。27歳の時に江戸に出て研鑽、大成し、明治になると新貨幣鋳造の原型制作を政府より託され、明治23年には東京美術学校の教授となり、帝室技芸員に選ばれるなど華やかな功績を残した。本作は四分一の磨き地に夏雄の得意とした片切彫の手法で雨に打たれる竹の風景を表しており、夏雄の超絶的な片切りの妙技を楽しむ事ができる。小刀は「正利」在銘、金工銘鑑には同名で数人が載せられており、本作がどの正利に該当するか定かではないが、明治以降に小柄の持ち主の注文により制作されて物であろう。彫口鋭く、また小柄の図案に良く合い、作品を一層引き立てている上作である。
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