刀剣界ニュース

ある外国人の眼

驚いたことに、老若男女すべての人々がこのイベントには来場していました。
 外国そして日本の愛好家たちがこの数日間、日本刀の世界に酔いしれたことでしょう。
 見物するため、学ぶため、またビジネスで、多くの人が訪れていました。遠路はるばるやってきたのです。
 大刀剣市は二フロアで開催されました。訪れた人々はその週末を日本刀、刀装具、関連品に思いを馳せて満喫する機会を得たのです。そこここで訪れた人たちの喜ぶ顔を見れば、彼らが満喫していたのは言うまでもありません。その展示品の多さだけではなく、素晴らしい品々が陳列されており、訪れた私たちのほとんどが驚かされたことでしょう。
 個人的には、この大刀剣市は新しい出会いに加えて、しばらく会っていなかった旧知と再会する良い機会でした。
 多くの外国人も訪れています。彼らと話すと、このイベントが外国そして日本の愛好家たちにとってどれだけ感謝されているかが伝わってきます。みなそれぞれが、「気持ち良く楽しんだことでしょう。エンジョイできなかった人などはいないはずです。
 ここは刀剣愛好家達が集う四階のビュッフェです。そのビュッフェには日本風のランチボックス(弁当)を広げる小さなカフェテリアがありました。
 もしかなうなら、外国人にとって写真以外ではめったにお目にかかれない匠の技(銘切り)や玉鋼などの実演、展示即売などをさらに充実させていただき
たいものです。
 これら二つは、私にとって貴重な体験でした。
 申し上げたいことといえば、外国人にとってチケットの入手が大変困難なことです。日本人の愛好家に知り合いがいない場合は特にです。
 それとフロアにはブースの案内が日本語だけということも困りました。
 しかし、数多くの展示品と運営者たちの親切は、私の心に今も残っています。(ロジャー・アンダーソン)(訳/松本義行)

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