刀剣

来国俊
Rai Kunitoshi

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Juyo Token No.23

来国俊 Rai Kunitoshi
  • No.874
  • 銘文:来国俊
  • Sign:Rai Kunitoshi
  • 種別:白鞘短刀 Tanto and Shirasaya
  • 寸法:8寸1分(24.6cm)反り内反り 元幅2.1cm 元重0.6cm
  • 時代:鎌倉時代後期ー山城国(京都府)
  • 価格:¥7,700,000
  • 鞘書:本間薫山

鎌倉時代、山城国、来一門の2代目当主、来国俊の重要刀剣指定作品。
国俊は国行の子と伝えられ、技量作柄ともに父に次ぐ名工である。弘安元年元享元年(1278年1321年)までの年紀作が残されており、また正和四年紀の作に「七十五歳」行年銘がある事から、その活躍期と制作年齢を伺い知ることが出来る。現在5点が国宝に13点が重要文化財に指定されている名工である。
本作は鎌倉時代中期以降に完成された内反りで優美な姿を見せ、地鉄、小板目肌つみ、地沸ついて淡く沸映りがたち、刃文、匂口の深い穏やかな直刃を焼き、帽子小丸に返るなど同作の典型的な作風を示している。本間薫山氏の鞘書にあるとおり生茎のまま伝世した大変貴重な作品であり、かつ非常に健全な体を示した優品である。※指定書、証明書は紛失中ですが、刀剣保存協会にて重要刀剣指定品の確認済み。近年まで同館にて寄託されていた。

 

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