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南紀重国 日本刀大鑑所載品
Nanki Shigekuni

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀剣[N.B.T.H.K] Juyo Token No.14

南紀重国 日本刀大鑑所載品Nanki Shigekuni
  • NO.A760
  • 銘文:於南紀重国造之
  • Sign:Nanki Shigekuni
  • 種別:白鞘刀 Katana and Shirasaya
  • 寸法:2尺3寸5分(71.2cm)反り1.5cm 元幅2.9cm 先幅2.1cm 元重0.7cm
  • 時代:江戸時代前期ー紀伊国(和歌山県)
  • 価格:御売約 Sold Out

徳川家康の抱え工、南紀重国の重要刀剣指定作品。
南紀重国は本国は大和で手掻派の末葉といわれ、江戸時代初期に徳川家康に仕えて駿府にて作刀し元和5年(1619年)に徳川頼宣が紀州和歌山へ移封の際に従って同行した。彼の作風は大きく分けて二様があり、直刃調の大和伝のものと、乱れ刃の相州伝のものが残されている。
本作は鎬高く、鎬幅の広い体配に、板目鍛に直刃を焼いた純然たる大和物の作域を示した優品である。加えるに同作稀な生ぶ茎、在銘、目釘穴1つという完全な状態で残されていることは極めて貴重であり、日本刀大鑑に所載された同作中の代表作である。重国は新刀中特に生ぶ茎の現存品が少ないことで知られる刀工であり、重要文化財指定品が1点、重要美術品指定品が8点存在するが、指定品中でも生ぶ茎、目釘穴1つの完全な状態の刀は僅か4点に限られるており大変貴重である。

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