刀装具

目貫 乗真 鴻池家伝来
Menuki design of Three Horses Made by Jyoshin

鑑定書内容:財)日本美術刀剣保存協会 重要刀装具[N.B.T.H.K]Juyo Tosougu No.50

目貫 乗真 鴻池家伝来 Menuki design of Three Horses Made by Jyoshin
  • NO.B154
  • 作者:後藤乗真
  • Maker:Goto Jyoshin
  • 時代:室町時代 (1512-1562)
  • 価格:御売約 Sold Out
  • 伝来:鴻池家

将軍家お抱え金工、後藤家3代目当主、乗真(1512-1562)の重要刀装具指定作品。
乗真は二代宗乗の長男で、勘兵衛家の記録によると、足利将軍家義晴、義輝の二公に仕え、名工であると同時に武勇にも優れた武人であったという。永禄5年に浅井亮政の襲撃により戦死した。製作範囲は目貫と笄がほとんどで小柄は極めて少なく、上記のごとく彫金家とは別に武将でもあった性質からか覇気に富み、力強く、大振りなものが多く三所物(猿猴捕月三所物)が一点重要美術品に認定されている。
正保三年代金三枚八両という高い程乗折紙のあるこの目貫は乗真の優れた作品の一つで、象嵌と厚手の金色絵という古代の手法で仕上げ、根は陰陽根でできており、切りかけが残っている。三匹の馬には生々とした躍動感があって乗真の並々ならぬ技量を示した傑作であり、古くは鴻池家に伝来した一組で古色の強い傑作である。

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